共にブルゴーニュの中でも高級ワインを生む名勝地ボーヌ地方のワイン。
「旅先のレストランでワインを選ぶとき、ヴォルネイとムルソーと言っておけば、どのつくりてのモノであろうとまず悪いことはないし、びっくりする請求が来ることもない・・・」
「クイズダービー」の珍答&迷答で人気者でもあったフランス文学者で学習院大学名誉教授の篠沢秀夫教授が、フランス雑記の旅エッセイでワインを語った行。
なにせ「いいのを出してくれ」とか「美味しいの」なんて "おまかせ" にしたら、とんでもない高級品が出てくるかも知れないロマネコンティを生むお土地柄のボーヌですもん。
こんなコメントに、ああ、篠沢教授もBillにビックリ仰天財布が寒くなる思いをしたことがあるのかな??なんて思ったりして、顔がほころびました。
篠沢教授は、「ブルゴーニュ・ワインの騎士団」日本支部の騎士のひとりでもありワイン通で知られていました。その篠沢教授が、満足できて、財布が寒くならないワイン(!?)
篠沢教授は、今年82歳。長年難病で闘病生活のようですが、奥様の献身的介護で、今も執筆活動なさっているようです(!)。
本当に、耐えがたいであろう身体の不自由さで尚、表現したいことがあり、それを続けていらっしゃるという・・・。動けない、しゃべれない、食べられない、でも頭の中で遊ぶことに事欠かないだけの沢山の引き出しがあり枯渇しない。真の教養人なのですね。
そして何年も何年も介護が続けることが出来ている奥様は、教授にどれだけの尊敬の念を持っておられることか。思いを馳せると、胸が熱くます。
つい数年前まで、自身のブログも続けられていて、「ブルゴーニュ ワインの騎士団」が毎年明治会館で開いている晩餐会の話が載っていました。ワインへの愛も相変わらずでした。
この晩餐会、そういえば、大昔に一度だけ連れて行ってもらったことがあます。
飲んで歌って、歌って飲んで、さらには踊って、拍手喝采という盛り上がりよう。
お菓子の御神輿(?)が運ばれてきたりもして、フレンチの堅苦しさを感じさせない楽しいお祭りでした。
その時の懐かしい写真があったので、UPします。
あ・・ちなみに、この時のワインリストには、ヴォルネイもムルソーもはありませんでした(笑)。
ブルゴーニュワイン騎士団〈シュヴァリエ・ド・タートヴァン)の方々が盛り上げます。 (於・明治会館) |
フイルムの写真をスキャンしたので画質が悪いですが・・・
こちらは本拠地シャトー・クロ・ブージョ(元は中世に建てられた修道院)での、騎士団のパフォーマンス。
ラーラーラーラ・・と歌いながらキラキラ星の振りみたく手を回します。
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