2019年10月19日土曜日

『大草原の小さな家』



懐かしいドラマが、再び(!!)
が、な〜んだ、BS4Kだけかぁ)))
・・・と、肩を落としていたところ、BSプレミアム(土曜日8:30am~)でも始まっていた!♪
いや〜懐かしいなあ)))。
第1話のネイティブアメリカンが出てくるシーンなど、強烈に覚えています。
町で唯一のよろず屋を営むオルソンさんの離婚騒動や、先天的に足の悪い女の子の為に、お父さんが靴をつくってあげる回もあったし、お母さんが破傷風で生死の境を彷徨う話もあったなあ)))。
傷の消毒に熱湯消毒した布巾をジュッと当てている(火傷しちゃうじゃないか!)シーンは、衝撃だった。))
電気も水道も無い暮らし。暖炉の火で、コーヒーを湧かし、パイを焼く。自宅出産に、訪問医療。

ちょっと時代考証してみました。

原作者のローラ・E. インガルス・ワイルダーは、1867年生まれ。この物語は彼女自身の家族のことを書いたお話です。(原作「Little House in the Big Woods」,「インガルス一家の物語」)

1867年といえば、日本は幕末、近江屋事件で龍馬が殺害され、大政奉還がなった年。
ペリー来航(1853年)から 14年。捕鯨船に助けられ、アメリカに渡ったジョン万次郎もとっくに帰国して薩摩藩に招かれている。インガルス家のランプの燃料も、クジラの脂だったろうか・・??
ゴールドラッシュはローラが生まれるちょっと前のカリフォルニア。(インガルス家のお父さんも、ゴールドラッシュに乗って金を取りに行く回がありました。ジョン万次郎も日本への渡航費を金で稼いだけど、お父さんとニアミスしてたかもw。)
この頃には南北戦争は既に終わって、リンカーンも暗殺されている。

お母さんのキャロラインと『風と共に去りぬ』のスカーレットが同世代ぐらいだろうか。
スカーレットの暮らしぶりと照合すると、こちらはなんだかえらいワイルドライフ。南部の繁栄と、南部が軽蔑する“ヤンキー” の格差といったら・・・。
オルソンさんは東海岸の商売人で、この集落では一番のお金持ち。その娘ネリーは、お嬢様気取りでいるけど、「南部のお嬢様」に比べたら、全く歯が立たないですね。でも小さな町の女王様もプライドだけは負けないw。

黒船来航から20-30年後のこの頃、西洋列強の文明に目を白黒させていた日本だけれど、開拓民の人達の暮らしをみるにつけ、いやいや、大して変わらないのでは??という気もする。どこも地方はそんなものだったのでしょう。
西部開拓・・といっても、まだまだ中北部のサウスダコタ州。

世界は激動の19世紀。これもまた、「世界の片隅で」のお話。

250歳のアメリカ、若い!

子供の頃、素直にエピソードを楽しんだドラマ。50年の時を経て、「世界の片隅」が伝える時代の風俗ーーそんな視点でこのドラマを見ています。

次回から、お料理を切り口に、少し語ってみるとしましょ。


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