2020年10月24日土曜日

11月の料理教室→小茶会

 小茶会 気分は「こちゃかい」なのだが、なんだかこそばゆいので「おちゃかい」と読むことにしよう。

秋ですもの、食欲の秋も結構ですが、文化の秋もね♪♪


今年はコロナ禍で、素敵なMUNIギャラリーの空間をお借りすること叶わず、自宅サロンでやっちゃうことにしました。

いつもは雑多な淹れ方で失礼している中国茶。

折々に、ちょっといいお茶を、丁寧に淹れ、古今中国 古今日本など語りながら味わうひとときをーーーーー。


毎度手作りの甜点心もご用意していますが、今回は自宅サロンなので、点心を目の前でお作りし、出来たてをお召し上がりいただきます。

お持ち帰りが沢山できると思います。ご家族の皆さんとも、ご自宅で小茶会をお楽しみいただけますよう。


   ● 日時: 11月7日(土),   8日(日) 13:00~16:00  

              ※両日満席 キャンセル待ち受付中

   ● 内容

    ・秘蔵の美味しい中国茶2−3種

    ・乾菓(名店からのお取り寄せ2品+α)

    ・開口笑(揚げ菓子)

    ※お茶とお菓子、名店の乾菓子のお持ち帰りアリ


   ● 会費:5千円




杏仁酥




10月の教室で作ったお菓子です。

杏の種の核も、アーモンドも中国語では杏仁(シンレン)とよぶそうな。
アマレット(Amarett)と言えば、イタリア語。アーモンドのリキュールのことだけれど、杏の種独特の風味だ。この香りのお菓子を指すこともある。

杏もアーモンドも、バラ科の植物。
要するに、従姉妹みたいな関係のようなのです。

一見洋菓子っぽいので、南蛮菓子といいたいところですが、南蛮系にはちがいないのですが、中国経由で入ってきたお菓子です。ちんすこうも同様。だから唐菓子。(伝わった時代は近代でも「唐」。)

独特のサクサクした食感は、バターの代わりに使ったラードによるもの。

シンプルなのに何かとコツが求められるお菓子です。







2020年10月7日水曜日

杏仁




 子どもの頃、梅の仁が好きで、父に梅の種を割ってもらって食べていた。

よく漬かった梅は、仁まで美味しかった。

この姿にふとそんな些細な記憶が蘇る。

杏仁(あんにん / シンレン)。

日本語でも中国語でも、なんだかカワイイ響き。

杏も梅も、バラ科のサクラ属(ついでに桃もバラ科で、モモ属です)。

なんとも言えない繊細な芳香に、なるほどバラともサクラともお仲間ですね♪と納得してしまう。


皮を剥き、白い仁からナッツミルクを取って作るのが本当の杏仁豆腐。

節句料理としては、春の食べ物になるのですが、咳のお薬にもなるので乾燥する秋にも作りたい。

芳香をもっと・・♡とタップリの量を使って作りたい気がするけれど、未熟な梅にあるように、杏仁にも毒素の青酸配糖体が含まれており、昔から分量は慎重に決められていたそうです。

10月の教室では、杏仁酪、杏仁豆腐、杏仁酥をお楽しみ頂いています。

2020年10月4日日曜日

『如懿伝』(1)





清朝6代皇帝 乾隆帝治世の後宮の物語。

日本で言えば、家斉公の頃。(偶然か!? こちらも大奥花盛り。)

皇后と皇貴妃(皇后の代理となる地位で、通常皇后不在のときのみ授けられる位)以外に側室16人、子どもは早世した者も含め17人。(※この数字は、国会図書館のリファレンス参照
生涯にわたる妃嬪の数は30人以上との説も?)

歴代皇帝の中でも特に側室が多かったのは、乾隆帝の治世が最盛期でもあり、皇帝がご長寿で在位が長いせいでもあります。
いずれにしても、やはり専らドラマになるのは20代〜30代の即位直後から十数年。
皇帝も若くて最も子孫を残せる時だからこそ寵愛争いも激しくなる。そんな後宮の人間模様が、女のドラマとしても、「Social animal = 群れの生き物」としても、興味深いところなのでしょう。

近年、脳科学や生物科学等の見地から、人間の行動や感情の諸々は大きく動物的本能が関わっていることが語られるようになりました。 善悪の前に、本能のなせる所行なのだと。

『人のふたつの性戦略 ナンパを科学する』の著書、坂口菊恵氏(東大特任准教授)の解説によれば、ゴリラは一夫多妻制。一方テナガザルは、一夫一妻制。ゴリラとテナガザルの違いは、雄、雌の体の大きさの違いにある。ゴリラは雌に対して雄が2倍近くの体格があり複数の雌と若い雄との20頭ぐらいの群れを作っているのに対し、テナガザルは、雄雌の体格にあまり差がない。

さて、人間は?? 

雄の方が大きいけれど、2倍ほどの差はありませんよね。
大きさに比例すると考えたならば、必ずしも一夫一妻制ではないのかな・・・???
もちろん、この大切な問題に関し、単に大きさできめる訳にはいかないですが、同じ霊長類として、仮にこれに当てはめるとしたら、後宮は、ゴリラ社会以上(!)ということになるのだ。これは「動物的自然の成り行き」とは言いがたい気がします。

それ故皇帝も後宮の女性たちも、なにやらこの宮中のシステムの為に、自らをすり減らし、しばしば悲劇、惨劇を生んでいるのでは??


中国宮廷ドラマは、女性の権利、いや、人権問題を、涼しい顔でたっぷり盛り込んでいます。中国の、諸々の不思議に切り込むユニークな教材にもなり得る気がして、興味深くドラマを追いかけている次第。


ドラマの展開に気を取られていると頭の中の歴史が塗り替えられてしまいそうなので、どこまでホントでどこからが創作なのか、史実との折り合いを付けながら観なくては。

まずは、年表と紫禁城の見取り図など広げ、検証です。

<つづく>


紫禁城見取り図







ジョアン・チェン(写真左)とヴィヴィアン・ウー(右) 。
1980年代の話題作映画『ラストエンペラー』で愛新覚羅溥儀の皇后と側室役で
共演(競演)した女優さんが、『如懿伝』第1話でも再び皇后v.s.側室役で競演。

乾隆帝役のウォレス・フォは、溥儀役のジョン・ローンにも似た美男子。


うら若きヴィヴィアン・ウー(左)は『宋家の三姉妹』では蒋介石の妻  宋美麗役でした。


ヴィヴィアン・ウー『ジョイ・ラック・クラブ』でも、キラリ。

今や大女優としての貫禄たっぷり。皇太后役もなかなかいいです。

 

2020年9月24日木曜日

10月の料理教室

中国料理で蟹といえば上海蟹(大閘蟹)。正式には「モズクガニ」といわれる種類です。

10月は雌が、11月は雄の解禁。卵が楽しみなら雌、身が美味しいのは雄といわれます。あまり聞かれませんが、雄にも白子の美味しさが(!)。 生き物の使命、子孫を残す部分に関わるところは動物も植物も、濃厚なのでありまする。

瀬戸内贔屓の私にとって、姿で頂くなら「超新鮮な地物のワタリガニの方が美味しい!」と思ってしまうけど、蟹の卵の濃厚さは上海蟹にはかないません。それぞれにそれぞれの楽しみ方、味わいがあると思っています。

蟹が楽しみな今日この頃です。

さて、10月は、そんな蟹の楽しみの序章として、お粥で蟹卵を楽しみたいと思います。

濃厚さを受け入れられる涼しい気候にもなりました。夏の疲れが残っている方も、ここらで一掃して冬の備えに向けてギアを切り替えたいところです。

今月も各日4名ずつでのご案内です。当日は、扉&窓を開放で換気しながらとしますが、各自、教室当日の体調チェック(検温等)、くれぐれも宜しくお願い致します。


   テーマ:「ご馳走 粥膳 〜疲労回復と更年期対策」

   日時:10/4(日),  10(土),  11日(日)10:30~

   内容:・潤いドリンク

      ・ご馳走 上海蟹味噌海鮮粥

      ・粥菜(豆腐料理を予定)

      ・油条 2種 

      ・杏の種から作る杏仁豆腐

      ・美味しい中国茶

    (※先月ご紹介した食材の共同購入お渡し予定です)


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NHKカルチャー教室の10月

  次回は、10月14日(水)13:00~   2020年下期がはじまります!

上期につづき、下期もいろんな薬膳食材&世界のヘルシー食材をご紹介して参りたいと思います。加えて、風邪の予防対策などを盛り込んで「潤い」と「活血」「養血」を意識した内容を。
尚、お料理は、一部飲み物を除いて、お持ち帰りパックでお渡しとなります。

正直、お持ち帰りでちょっと残念・・・と、思っていましたが、行楽の季節のお弁当のヒントにもなろうかと思います。是非、お役立て下さい♪



2020年9月17日木曜日

「ペンは剣よりも強し」!?




これは、9月12日、新内閣発足前の、静岡新聞のコラム。

このコラムもまた「縦読み」となっています。
ほら、よく中国新聞がテレビ欄のカープ関連でやるアレです。(横読みで絡繰りを解いて下さい♪)

facebook上で見つけた掲載ですが、読んだ後、思わず、


The pen is mightier than the sword.
「ペンは剣よりも強し」
・・という名言が思い浮かびました。

”民意を無視したかのような、無謀な政策を推し進める悪徳政治家の黒い部分を、一介の新聞記者が渾身の取材で暴き、失脚に追い込む…「文章の力が世直しをする」”

そんなニュアンスで使われることが多いこの言葉。

この言葉は、1839年ビクトリア女王の治世の作家エドワード・ブルワー=リットンの戯曲『リシュリュー』(英国)の台詞として出てきたものらしい。
作者は、劇作家で政治家で貴族。保守党政権の植民地大臣も務めたことがある人物。
リシュリューは、17世紀ルイ13世時代のフランスの宰相。ブルボン王朝の絶対王制の礎を築いた人物。

あれっ、権力側ではないか!!

このコラムに「言論は暴力に勝る」ではなかったこの名言の原典が。



この記事は世界各地の「言論は権力を制する」ことに日々奮闘している人々、そして「ごはん論法」政治に溜息の人々への励ましのメッセージです。





2020年9月7日月曜日

9月の料理教室


V. S.



詰め物も、餅(ピン)も・・・・
庶民の味 v.s.  宮廷点心


宮廷ドラマの話に花が咲きます(笑)。