2007年6月27日水曜日

モロッコの物価

元中央卸市場だった場所に、今も市が立つ。ここの野菜は、鮮度もよく、価格もリーゾナブルなものが多い。

モロッコの物価

モロッコの物価が高騰しているのには、びっくり。

「滞在費がかからない国」と思っていたのに、10年前と比べると、3倍ぐらい値上がりしている感じです。(不動産はその比どころではなさそう・・・)

<1DH(ディラハム)=15円>

卵(30ヶ入り)25DH

ぶどう、ピーチ、スモモ 10 - 20DH/kg

トマト(夏) 4DH/kg 

ジャガイモ4DH/kg

ハーブ類(ミント、マジョラム、セージ、ベルベナなど)1束1DH

国産ビール(33ml) 8DH

ハイネケン(33ml) 11DH

コロナビール1ビン 20DH

モエ・シャン・ドン(750ml) 470DH(ロゼは570DH)

リプトンのティーバック(25袋入) 10DH

モロッコのメーカーのティーバック(25袋入) 14DH

路上で売っている焼きトウモロコシ(夏) 1本2DH

名物、屋台のピュアオレンジジュース 1杯(180ccぐらい)3DH

グレープフルーツジュースは10DH

そして・・・ガソリン15DH/L(!)

こちらの感覚だと、日本で700円ぐらいで買っている感じ・・・。

これでは当分はロバ車やリヤカーはなくならない・・(!?)。いや、メディナ内は、リヤカーしか入れないところが多いから、リヤカーは永遠に無くならないかな(?)。

ワタシが滞在している新しい住宅地にも、朝夕リヤカーで洗剤などの日常品を行商に来ます。笛を吹いたり音楽を流したりということはせず、「ヘイッ」「ヘイッ」と、腹に力の入った声を5秒間隔ぐらいで出しながら歩いています。

鳥のさえずりと「ヘイッ」の声が目覚まし代わりの毎日。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

公務員の給料(郵便局員など)は、6,000DH/月ぐらいで、新市街のアパートが3LDKで6000DHぐらいからだというから、今モロッコではあちらこちらが価格破壊を起こしている状態のよう・・。

外国人が欲しがる野菜が出回るようになり、それはヨーロッパ人にとっては安い価格なのですが、地元の人間には、野菜にしては高く、手が出せない。こうして価格破壊が起こっていくのでしょう。

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あちらこちらの路上に座り込んでいる女性をよく見かけます。

あまり小綺麗にはしていないし、ホームレス(?)かと思っていたら、彼女らは、いわゆる「洗濯女」といわれる日雇い労働者なのだそうです。

住み込みでメイドを雇わなくても、こういう人たちをちょこちょこ雇って家の掃除や絨毯の洗濯などをさせるのだとか。仕事内容にもよりますが、大体日当100DHぐらいだそうです。

貧しい人たちは、そうやって日銭を稼いで、家に生活用品が何にもなくても、お鍋やすり鉢などを近所の持っている人に借りて生活できるのだそうです。

なんだか『わらしべ長者』(だっけ?)の話みたいです。

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