2011年10月19日水曜日

陳皮 (Chinpi)


開平市のあちこちの露天で見かけた「陳皮」。
温州みかんの皮を干して何年も置いたもの。「陳」は「古い」という意味。

主に理気剤(気巡りをよくする)として漢方薬や料理に調合されますが、コレ、古いほど香りがよいのです。

手前は遠年陳皮(売り場では「25年モノ」と書いてありましたが、ホントかな〜〜??)、奥は、実家の庭で取れたミカンの皮を私が干して置いているもので、まだ3年足らず。
あと何年かしたら、手前の陳皮のように、黒々とした色になっていくのでしょうか??
只今気長な実験中です。

それにしても、ふしぎなのは、古くなってくると、ふわっ〜と甘い香りが出てくること。
みかんの実ではなく花に近い香りです。

開平の観光スポットにあったものが、あまりに黒々としていい香りだったので、少し買って帰りました。ガイドさんに「こんなものを買う日本人は初めてですよ」と言われてしまいましたけど、笑えるほど安いのです。
まあ、客観的に考えたら、コレって生ゴミのリサイクル。安いのも頷けますが(苦笑)。

先述の田うなぎの炊き込み御飯にも陳皮を使ったりするようです。

2011年10月15日土曜日

ごはん

私達は、朝食がトーストとコーヒーでも「朝ごはん」と呼び、「朝ごはん食べた〜」なんていいます。(あ、「モーニング食べた〜」とおっしゃる方もいらっしゃる!?)
どんなにパスタが普及しようと、お手軽パンが定着しようと、お米文化なのだと確信します。

ズシンと胃の腑に沈む感じが「食べた〜!」という満足感と安心感を与える。スナックではそれは得られないのよ・・・と、日本中医食用学会の副会長・理事長をしておられる中村きよみ先生のお話し。
お腹が空いて帰ってきた時、おやつは「おにぎり」が一番なのだそう。
別に特別用意しなくても、いつもちょっと一握りの残りごはんと海苔があれば・・・。
そんな「おやつ」で大きくなったと、70代にして、艶やかな健康美を保たれている中村先生。 実践に基づくこんなお話、どんな理論より、説得力があります。

食育は、子供が学ぶことではなく、おかあさんの観察力、洞察力を磨くこと。
子供には、この "ズシン" の感覚をしっかり与えていればいい。満足感と安心感が得られれば、切れる子供にはならない。
そんな趣旨のお話しが、なんだかとても懐に落ちるのでありました。

1本の点滴よりビタミン剤より、「もうひと口」のごはんですよ! と、内科医のお医者様のお話もリフレインします。
食べるチカラが治癒力をも引き出してくれるのかもしれません。

稲作が日本に伝わったのは、紀元前3千年頃。5千年以上も生きる糧であり続けたごはんは、私達の体内に絶妙な酵素バランスを作り、遺伝子に組み込まれているのかも知れません。
化学では語り尽くせないチカラがまだまだ・・・沢山あるように思います。

ちなみに、お米は、氣を養い、体を益する食べ物。帰経は脾胃、胃を立て直し、精神不安、イライラにもよいと、食医の見地からも言われています。(今更何を言ってる・・と言われそうですが。)
ストレス社会に生きる日本人を支えてくれるのも、ごはんかもしれません。

新米の季節、ごはんは一番のご馳走たり得る・・・!

奥出雲・仁多米のぎんしゃり♪
新米の季節、玄米食をなさっている方が、コレで挫折した・・・
というお話し、よく聞きます(笑)。                  

2011年10月3日月曜日

10月の料理教室


     10月のお料理
     ・Welcome drink: 桂花酒醸
     ・蟹と銀耳のスープ
     ・花巻2種
     ・香醋紅麹とろり煮
     ・桂花白玉
     ・今日のお茶:雲南七子餅茶(生茶vs熟茶)


今回のテーマは秋の美肌ケア。
気・血・水(津液)のバランスを調える御膳です。
エッセンシャル食材は・・・・麹、麹、紅麹・・・そして、銀耳と桂花醤。
先日収穫して作った桂花醤をふんだんに使い、秋の香りを楽しんで頂きます。
モンゴルのバター茶などにも使われる雲南七子餅茶(熟茶)も、麹菌を付けて後醗酵させたお茶。トリプル麹の麹尽くしになりました。

2011年9月29日木曜日

金木犀香る・・・

実家の金木犀で作った桂花醤

金木犀、今年は少し早いでしょうか。
ひんやりと気持ちよい秋風に乗って、どこからともなく漂うこの香り・・・。
秋の数日間、桜ほどに歌われないけれど、この花もまた、桜ほどにはかない。

秋の哀愁のこの花、この香りもやっぱり「食」の餌食・・なのでした。
デザートや甜点心に使われるソース、桂花醤(ケイカジャン)。
金木犀の香りを年中楽しもうだなんて、やっぱり欲張りな発想??

10月教室のデザートにつかいます♪


それにしても金木犀、何故「犀」という漢字が宛がわれているのでしょう?
中国名「桂花」の桂は、月の世界にあるという木のことだそう。)))



2011年9月17日土曜日

東方美人茶



良年2008年モノの東方美人茶(台湾)。
二子玉川のY先生のところで、ご相伴にあずかりました。
中国茶にもよく、ワインのように「桃の香り」「マスカットの香り」などという表現がなされますが、そのことを今回ほど体感したことはありませんでした。

先生が独自のルートで入手なさったという東方美人茶には、桃の香りを更にピンポイントして「杏のかおり」という表現がピッタリ。大きく頷いた次第です。

ところで、お茶の作法は洋の東西を問わず、小難しい印象です。
作法が出来ないと、お行儀が悪い・・・!?
その問いに、或る方がとてもいい答えを下さいました。
「お行儀が良いかどうかは、思いやりがあるかどうか。ひけらかしの儀式とは違うのよ」
なるほど、改めて考えてみれば、お行儀やマナーは、相手に対する配慮がそのルーツでありました。)))
ワインのグラスの廻す方向しかり、中国茶のお湯を廻しかける方向しかり・・・。
より美味しく・・といった工夫も相手へのもてなしの気持ちがその根源。
五感への愛撫・・相手への心遣い。
お茶は丁寧な生き方を振り返る大切なひとときなのですね)))。
貴重な機会をいただき、感謝です。




2011年9月14日水曜日

茸・東西 セップ茸 vs 松茸

残暑厳しい中、味覚の暦だけはどんどん進んでいるようです。

早採り松茸と黄ニラの強火塩炒め」(上)と「フレッシュセップ茸(ポルチーニ)とにんにくのサラダ」(下)



(店内が暗かったので上手く撮れてませんでした〜悪しからず。)


秋の香り〜♪
季節の香りが何よりの理気食材(気の巡りをよくする食べ物)です。

2011年9月5日月曜日

9月の健美膳 名残野菜で残暑対策御膳

最後の力を放出した美味しさが名残野菜の旨み。
お野菜の「氣」をたっぷり取り込み、夏の熱と疲れを取り払いましょう!
サブ・テーマ:お漬け物の旨みを活用したお料理。 

 *ウェルカムドリンク:ヘルシーサポートドリンク
・オクラ豆腐
 ・香ばし焼野菜と皮蛋の和えもの
 ・豚肉と枝豆のザーサイ炒め
 ・冬菜和飯
・蓮茶とお茶請け




暑い夏にチャーハン代わりになる「冬菜和飯」や作り置きできるお総菜を作りました。

夏の間さんざんお世話になった胡瓜やピーマン、茄子、枝豆・・・も、こんな風に変身させて新鮮な気分でお迎えしてはいかがでしょう!?